ゆる茶の茶話会 〜葉月の巻〜

処暑も過ぎて、少しずつ空も高くなり、秋の訪れが待ち遠しい今日この頃。
8月の茶話會を開催いたしました。
お越しくださったみなさま、ありがとうございました。
 
 8月の茶話會のテーマは「夏の思い出~お茶の余韻を楽しむ~」です。
ウェルカムティーは、盧山雲霧をグレープフルーツフレーバーの炭酸水で抽出した汽茶。
シュワシュワの逸品です。
茶話會のスタートにふさわしく、お口の中もさっぱり!

最初のお茶は、梨山烏龍茶。
上品な香りと柔らかな口當たり。
煎を重ねるとほのかな焙煎香が鼻腔の奧に広がります。
今回は、紫砂黃泥の茶壺でお淹れしました。
竹の茶盤も茶話會初登場!

お次は、やさしい白茶というネーミングの雲南省の白茶。
茶葉の雰囲気は、のびのびと育ったおおらかさを感じさせますが、淹れたお茶は繊細でどこまでもやさしく柔らかでした。

3番目は、凍頂烏龍茶(軽焙煎)。
1番目の梨山烏龍茶より、球狀に撚った粒は大きく、どんなお茶か興味津々!
芳ばしいカラメル香がして深みがあり、飲み乾すとなぜかほっとするのも魅力的なお茶でした。

ラストは、蜜香紅茶。
1煎目の印象は、ほのかなチョコレート香と淡く広がる甘味、2煎目以降に期待を抱かせます。
そして煎が進むにつれて、蜜香と爽やかな後味の絶妙なバランス。
締めのお茶にふさわしい気品がありました。

令和元年の夏は短かったように思いますが、皆様それぞれに素敵な思い出を残されたことでしょう。
一言では語れないそんな思い出を私たちも今日の呈茶に込めてみました。

来月も、ご一緒できますことを心待ちにしております。
初秋のひとときを美味しいお茶と楽しいおしゃべりで…

ゆる茶

気取らず、飾らず、ゆる〜く楽しく 中国政府認定 高級茶藝技師が、美味しいお茶で身も心もゆるめるお手伝いをいたします

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